山梨県の山中湖にあるキャンプ場レイクロッジヤマナカ(Lake Lodge YAMANAKA)でソロキャンプをしてきました。広い敷地で車でのアクセスも良くて初心者にもおすすめのキャンプ場です。
各サイトの紹介から、管理棟やシャワーなど施設の紹介も交えてレイクロッジヤマナカの情報をお届けします。
山梨のキャンプ場探しの参考にしてもらえたら嬉しいです。
レイクロッジヤマナカのキャンパー向けサイト紹介
レイクロッジヤマナカのキャンプサイトは大きく分けて4つ。キャンパー向けに各サイトを詳しく紹介します。
林間フリーキャンプサイト
「1予約=1テント+1タープ」 または 「ツールームテント1つ」 まで
林間フリーサイトは、あたり一面覆いつくすほどの木々で囲まれています。
雑木林の中を分け入って進んでいくため、
周りのキャンパーとは視線を遮りつつ一定のプライベート感を味わいながらキャンプができます。
とは言っても伸びた木々の間にはちゃんと空が見えるので、真っ暗ではないです。木と木の間隔も適度に近いのでハンモックを設置して楽しむこともできそう。
ゆっくり自然を感じながらキャンプをしたい人にはオススメです。
反面視界が良くないので小さい子供がいるご家族で利用する際は目を離さないようにしてください。
地面は土なのでそのままテント設営しても地面が固くなくて寝心地がいいです。秋のキャンプだったので落ち葉が敷き詰められフカフカしていました。
石もほとんどないのでペグダウンもしやすそう。女性でも簡単にペグ打ちできると思います。
僕がキャンプしたときは前の日に少しだけ雨が降ったみたいですが、次の日の朝から晴れたのでほとんどぬかるみはなかったのでよかったです。
心配な人はテントの下にひくシートを持って行った方がいいかも。
林間オートキャンプサイト
テント(3m×3m)=1張、タープ(4m×4m)=1張、普通乗用車=1台 サイズのオートキャンプサイトです。
林間フリーサイトと比較すると開けた区画で、細かな木々が覆い尽くすというよりも、太い木の間のスペースを利用するイメージ。
管理棟までの車道に面した開けた区画なので、お隣と目を遮るものはほとんどありません。家族や夫婦など2人以上での利用が多い印象だったので、林間オートキャンプサイトはソロキャンプでゆっくりしたい人には向かないかも。
地面は芝と土。秋のキャンプだと落ち葉で覆い尽くされるので芝はほとんど見えません。
林間オートサイトはレイクロッジヤマナカの区画の中で唯一富士山に面した立地ではあるものの、木に囲まれてるので目の前に富士山がドーンと見えることはありません。
木の間からちょこっと見えるかな、ぐらい。
富士山を目の前にしながらのキャンプとはいきませんが、この後紹介する山中湖&富士山絶景ビューポイントなら富士山をバッチリ楽しめます。
林間オートキャンプサイトを選ぶときの注意点
レイクロッジヤマナカは山中湖の周遊道路のすぐそばにあります。この道路は山中湖を観光するならほとんど必ず通るルートなので、観光客含めてかなり交通量が多いです。
入り口に一番近い21番エリアは目と鼻の先が道路なので、車の通る音が嫌でも耳に入ります。
さすがに夜中は交通量も少なめだけど、静かに過ごしたいなら入り口から離れたエリアを選択したほうが安心。
手ぶらキャンプサイト
キャンプギアを持ってなくても楽しめる手ぶらプランです。
手ぶらキャンプのセット内容
- テント(設置済み)
- タープ(設置済み)
- ランタン×2
- ランタンスタンド
- テーブル
- チェア×6個まで
- 寝袋×6個まで
- 床マット×6個まで
- 焚き火台
- BBQ台(網・鉄板・炭用トング・食用トング付き)
※食器・調理器具・炭・薪は付属していません。レンタル品・物販購入または各自で。
林間オートサイトのお隣に設営されたテントで楽しめる手ぶらプラン。キャンプに必要な道具は一通り揃っているので、初心者や家族でも安心して利用できます。
原っぱオートサイト
レイクロッジヤマナカで一番区画面積が広いのが原っぱオートサイトです。その名の通り原っぱがキャンプ場なので遮るものがなく開放感にあふれていて気持ちがいい!場所によっては木々の間から富士山の頭が見えます。
テント、タープはサイトに収まれば数の制限がないので、隣接して予約をすればグループキャンプにもぴったり。
地面は土と芝ですが、10月終わりの秋キャンプは気温も下がって芝も枯れ気味でした。また春になったら青々とするのかな?
絶景ビューポイント
キャンプサイトではないですが、ひとつレイクロッジヤマナカの特徴的なスポットをご紹介します。
それが絶景ビューポイント。
木に覆われた小道を抜けると山中湖に面した広場へ。その目の前にはドーンと富士山が広がります!
天気次第では富士山の全景を拝むことができます。この日は朝から晴れたので富士山の姿もハッキリ見えました。まさに絶景ですね。
周りを見渡すと山中湖周辺に広がる山々が少し紅葉し始めていて綺麗。心が洗われるなぁ。
入口の看板には日の出/日の入り時間が掲示されてるので、朝陽がのぼる富士山を見ることもできます。私は朝起きられなくて日の出には間に合わなかったのでチェックアウト前に鑑賞(笑)
原っぱオートサイトでソロキャンプ
今回は原っぱオートサイトでソロキャンプです。平日限定(日~金曜宿泊限定)のソロ・デュオ応援プランを利用したので、空いていれば手ぶらサイト以外どこを選んでもOK!値段も2,000円ポッキリのお得プランでした。
全部のサイトを何度も回って原っぱサイトに決定。ファミリーでの利用は管理棟近くのエリアに設営してたので、私は離れたエリアで静かにソロキャンプ。
お酒と肉を買い込んでゆっくり炭火で焼肉タイムを満喫。
秋の山中湖はさすがに寒くて焚き火とカイロがないと凍えそうでしたが、東京とは違ってでっかい空に満点の星空。
iPhoneのナイトモードで撮影したので少しブレてますが、肉眼で見ても東京とは比べ物にならないほどの星で溢れています。
レイクロッジヤマナカは元々合宿所だったこともあってアクセスの良い場所にあります。そのため車道の街灯や周辺施設の明かりが多少入ってきてしまうため、もっと暗ければさらに無数の星が見えたかもしれません。
都会を離れて星を見ながらゆっくりご飯を食べるなんてキャンプの醍醐味ですね。どんなに寒くてもこれだけはやっぱりやめられません。
朝起きると一面が霧に包まれて数メートル先も真っ白!
たまたまこの日だけだったのか山が近いからなのか。映画の「ミスト」ぐらい霧がかっていてはじめての体験でした。
レイクロッジヤマナカの施設紹介
レイクロッジヤマナカの管理棟、シャワーや灰捨て場など施設やルールの紹介です。
管理棟
レクロッジヤマナカの管理棟は入り口を進んで林間オートサイトを抜けた近くにあります。
学生寮をそのまま利用してるので見た目は学校の校舎みたい。特別キャンプ施設っぽさはなく、見た目も古いですが汚くはないです。
チェックインはLINEで済ませます。QRコードを読み込んで友だち登録をしたら事前登録で必要情報を入力してチェックイン完了。入り口すぐに案内があるので迷うこともありません。
管理棟はそこまで広くないので、売店はあるもののバリエーションは少なめ。
ガスボンベ・薪・炭・着火剤・調味料など一般的な消耗品。あとはお菓子やアイス、お酒など。
種類は少ないですが買い忘れても必要最低限のグッズはここで手に入ります。
薪は広葉樹が一束1,000円。
針葉樹が一束800円。
薪の値段は特別高くも安くもなく一般的なキャンプ場料金ですね。
手洗い場の近くに電子レンジとポットが置いてあるのでカップラーメンを作るときのお湯はここで確保できます。
シャワー
レイクロッジヤマナカのシャワーは無料で利用可能。シャワールームは全部で5つ。
シャンプーとボディソープは備え付けられていてドライヤーも完備。タオルさえ持っていけば大丈夫です。
掃除も行き届いていてすごく綺麗。
ゴミ処理の仕方
ゴミの処理の仕方について。
レイクロッジヤマナカのゴミ袋は有料。1袋300円です。燃えるゴミ、缶・ビン、ペットボトルで分別必要なので最大900円。
ゴミ収集所が管理棟の横にあるのでここに捨てられます。ゴミ袋を買ってない人は各自ゴミは持って帰らないといけません。
灰捨て場は2箇所。どちらもドラム缶式のゴミ箱になってるので廃棄したらちゃんと蓋を閉めておきましょう。
炊事場
炊事場はキャンプ場全体で2ヶ所。林間オートサイト横、原っぱオートサイトの奥。
林間オートサイト横の炊事場はそこそこ広めでお湯も使えます。
洗剤はないので油汚れの処理は自分でしないといけません。石鹸は自然にやさしいタイプのものがあるので手洗いはできます。
原っぱオートサイトの炊事場は簡易的なタイプ。水しか出ないので冬のキャンプは冷たさがこたえる…。
トイレ
トイレは3か所。
林間オートサイト横、原っぱオートサイト奥、管理棟の中。
めちゃくちゃ綺麗ってわけじゃないですが、一応掃除はされています。トイレットペーパーも常備されてるので安心。
管理棟のトイレは屋内だけあって一番ましかな。管理棟が元々校舎だったこともあってトイレもどことなく学校のトイレっぽい。夜はちょっと怖そうですね。
原っぱオートサイトのトイレは仮設トイレ。水洗なのでそんなに汚くないけど女性はちょっと敬遠してしまうかも。
林間オートサイト横か管理棟のトイレをおすすめします。
レイクロッジヤマナカの基本情報
レイクロッジヤマナカは千葉県勝浦市にあるキャンプ場です。
株式会社R.projectが運営していて、全国に10ヶ所以上の多彩な宿泊施設を運営しています。
山中湖をぐるっと一周する周遊道路沿いにあるので道はフラット。山道を登ることなく平坦なので運転に慣れてない人や家族での利用でも安心です。
アクセス
レイクロッジヤマナカへは富士五湖道路、山中湖インターより約15分。
都内の主要エリアからだと高速道路を使って2時間程度で着きます。
その他のアクセス方法は以下の通り。
・富士急行線『富士山駅』下車、富士急行バス『慶應(慶応)山荘前』下車
・JR御殿場線『御殿場駅』下車、富士急行バス『山中湖旭日丘』経由『慶應(慶応)山荘前』下車
・富士急行 富士五湖〜新宿線(高速バス)、「撫岳荘前」または「山中湖平野」下車
・富士五湖道路、山中湖インターより約15分
・東名高速道路、御殿場インターより約40分
周遊道路の一本道を走れば到着するので迷うことはないと思いますが、入り口がかなりわかりづらいです。
キャンプ場の看板は小さいので車で走ってると見落とします。筑波大学の看板があったらそこが入り口。
チェックイン/チェックアウト時間
チェックイン、チェックアウトはプランによって時間が違いますが、他のキャンプ場と比べても一般的な時間帯です。
チェックイン | 13:00〜17:00 |
チェックアウト | 〜11:00 |
林間フリーサイトはチェックイン08:00〜17:00、チェックアウトは〜17:00までとかなりゆっくりできます。
レイクロッジヤマナカの宿泊料金と予約方法
レイクロッジヤマナカは敷地も広く設備も充実していて、テントサイト以外にも館内宿泊プランもあります。
フリーサイト:1,500円〜
館内宿泊:6,000円〜
予約はキャンプ情報サイトの「なっぷ」から。簡単な会員登録ですぐに予約ができます。
- 消灯時間・クワイエットタイム
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22:00以降はクワイエットタイム。
消灯時間を過ぎても管理スタッフの見回りはしてないかも。少なくとも僕が利用したときはやってる姿を見ることはなかったです。ランタンやあかりはテントの中にしまえばOK。ルールを守っている利用客がほとんどで、夜中まで騒いでるグループはいませんでした。
- 利用者層
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ソロ、ファミリー、夫婦での利用バランスよくといった感じ。林間オートサイトや原っぱオートサイトは子供連れの家族や夫婦での利用がほとんど。
林間フリーサイトは一人でのんびり利用してるソロキャンパーが多かったです。
ガヤガヤうるさい利用者はいなかったので、落ち着いてキャンプが楽しめました。 - 騒音
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キャンプ場は山中湖の周遊道路に隣接してるので車の通る音は嫌でも耳に入ります。
特に入り口付近の林間オートサイト区画は目の前が道路なので特に車の音が響きます。
ゆっくり楽しみたいなら少し奥にある林間オートサイトの2番から5番を選べばそこまで気になりません。
- Wi-Fi
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Wi-Fiは使えるエリアが限られてます。
林間オートサイトや手ぶらオートサイト、林間フリーサイトの管理棟寄りエリアは問題なし。
林間フリーサイトの奥、原っぱオートサイトの奥の方はほとんど電波が入りませんでした。
パスワードは管理棟で教えてもらうか、林間オートサイトの木に案内板が掲示されてるのでそれを見て接続すればOK。
周辺のスーパー
レイクロッジヤマナカは山奥のキャンプ場ではないので買い物もしやすいです。車で約12分ぐらいの距離にある大型スーパーの「オギノ 山中湖店」がオススメ。必要な食材は全部ここで調達できます。
所在地 | 〒401-0501 山梨県南都留郡山中湖村山中865-5 |
電話番号 | 0555-73-8711 |
営業時間 | 10時〜20時 |
100均のセリアも併設されているので、キャンプ道具を買い忘れても大丈夫。
皿、コップ、チャッカマン、網などキャンプに必要な小物類はほとんど揃っています。
秋のソロキャンプを満喫
10月末日。都会ではハロウィンで盛り上がる中、山中湖のレイクロッジヤマナカでソロキャンプを満喫しました。
山中湖周辺は紅葉も始まってきていて、山も街路樹も色づいていてとても綺麗。都会を離れて自然の移り変わりを目にしてるだけでも本当に癒されます。
キャンプ場の入り口から見える道路の先には富士山。ビルはもちろんほとんど建物がない一本道は自然を感じられていいですね。
レイクロッジヤマナカは広い敷地に整った設備で初心者にもおすすめです。山梨県のキャンプ場候補としてぜひ検討してください。
以上、レイクロッジヤマナカで山中湖と富士山を満喫ソロキャンプ 【山梨県】でした。